初心者向けオペラなら『セビリアの理髪師』 あらすじと見どころを解説!

LAUGH 舞台芸術

今日紹介する『セピリアの理髪師』は、初心者向けのとっておきオペラ

これを観たらきっとオペラのハードルが下がるのでみんなに観てほしいです!

何せ、悲劇がとてもとてもとてもとても多いオペラの中で『セビリアの理髪師』はどちらかというとコント

ごつこらは詳しくないながらオペラを見に行きはじめてから、いつもいつも悲劇なので、一度楽しそうなオペラも見てみたいと思い、オペラ5回目くらいで『セビリアの理髪師』を観に行きました。

そして オペラなのに人が1人も死なないことに感動して帰ってきました!

そんなセビリアの理髪師の見どころは。こちら!

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見どころ(コメディを楽しむ!)

『セビリアの理髪師』の見どころは、初心者であればその演出です。

このオペラは、簡単に言うとドタバタの喜劇です。そして、そのコメディをいかに楽しんでもらうかを演出家は考えていろんな小細工を仕掛けてきます

そもそもがストーリーはドタバタ

歌もときおり早口言葉状態

そのうえ、コントみたいな演出がされていることもあります。

登場人物が追いかけ回したり。口をあんぐり明けたり。ほかの登場人物を踏んづけ(!)たり

もちろん演出は上演によってまちまちですが、まあ、こんな感じなんです。

ただ、このコントを楽しむには、ストーリーを知っておくのが圧倒的にオススメです!

字幕があるとはいえ、歌詞はイタリア語なもので…。

あらすじ

(このあらすじは、オペラがはじめての方に向けて、ストーリーのわかりやすさ重視で書いています。
あらすじに出てくるセリフは劇中のセリフとは違いますので、ご了承を!)

おもな登場人物

  • フィガロ・・・理髪師だけど、ほかのことも色々やる なんでも屋。ロジーナの家はお得意さま。
  • アルマヴィーヴァ伯爵・・・フィガロ以外には身分を隠してリンドーロと名乗っている。
  • ロジーナ・・・物語のヒロインだけど、後見人が監視していて家の中でほぼ軟禁状態。
  • バルトロ・・・ロジーナの後見人で、ロジーナと結婚しようとたくらんでいる。
  • ドン・バジリオ・・・ロジーナの家庭教師(音楽教師)

第1幕

アルマヴィーヴァ伯爵は、街で見かけたロジーナに一目惚れ
ロジーナの家まで追いかけてきちゃいました。バルコニーの前で愛の歌を歌ってはみるものの、反応なし…。

誰もいないバルコニー

でもどうしても諦められない伯爵。ロジーナに近づきたい一心で、何か良い方法はないかとフィガロに相談しています。

すると、家のバルコニーにロジーナが!
伯爵に向かって手紙を落としてくれました。手紙には、後見人のバルトロがロジーナを監視していて自由に部屋から出られないと書いてあります。

一方、後見人のバルトロは、ロジーナを追いかけている人がいることを察知して、すぐにでも自分がロジーナと結婚しておかなきゃ!と準備を始めます。

焦る伯爵。フィガロのアドバイスで、家に入り込むことにします。「宿泊許可証を持った軍人に変装すれば、家の中に入れるはず…!

しかし、やってきた軍人姿の伯爵に対して、バルトロは「宿泊免除証を持っているんだぞ」と追い返そうとします。

そんなバタバタの追いかけっこの隙を見つつ、やっと会って話ができた伯爵とロジーナ。伯爵は自分の身分を隠して、「学生のリンドーロ」と名乗ることにしました

その後も伯爵を追い出そうとするバルトロ。
バルトロのロジーナへの仕打ちにイラッとして、伯爵はついに刀を振り回し始めてしまいます。

そんな騒ぎを聞きつけて、軍隊が鎮静しにやってきました。

敬礼する兵士たち

軍隊は、伯爵を逮捕しようとします。そんな軍隊に対してこっそりと身分証を見せる伯爵。

「. . . !」相手が伯爵の地位とあっては、軍隊といえども逮捕することはできません。

掌を返したように態度を変える軍隊を見て、他の面々は驚きのあまり固まってしまいます。

第2幕

さて、まだまだロジーナを諦めるつもりはない伯爵。今度は別の変装で家に入り込もうとします。
ロジーナの家庭教師ドン・バジリオの具合が悪いので今日は弟子の自分が代わりに来ましたー!

そこへフィガロも、理髪師の仕事でやってきます。

そして、つづいてやってきたのは、本物のドン・バジリオ

フィガロにも手伝ってもらい、なんとか正体がバレずにドン・バジリオを帰すことに成功した伯爵。

が、結局はバルトロにバレてしまいます

こうしてまた「すぐにでも自分がロジーナと結婚しておかなきゃ!」と思うバルトロ。「よし、こうなったら今夜中に結婚するぞ!」と準備を始めます。

そして、バルトロは、ロジーナに「リンドーロ(伯爵のこと)は、ロジーナを伯爵に売ろうとしている」と伝えます。ロジーナはその話を信じて、バルトロとの結婚を受け入れてしまいます。

建物に立て掛けた梯子

さて、そんなバルトロとロジーナの様子など何も知らない伯爵とフィガロ。
夜になり、梯子をかけてロジーナのバルコニーに上ってきます。

ロジーナは2人が来たことを知ると「自分を伯爵に売るつもりだったのね」と非難します。

それを聞いて驚く伯爵。ついにロジーナに自分の身分を明かします

そこへ誰かがやってくる音が…!
バルコニーから逃げようとしますが、なんと、梯子がなくなっています。立ちすくむ3人。

やってきたのは、結婚の公証人でした。バルトロが、ロジーナと結婚をするために呼んでいたのです。

書類を記入中

フィガロの機転により、その書類で伯爵とロジーナが結婚の手続きをします

そんなタイミングで家に戻ってきたバルトロ。当然、事態を知って一波乱。

でも、伯爵の身分を知って最後にはふたりの結婚を許します。

結婚指輪

ドタバタポイント

こんな定番な感じのストーリーです。

ドタバタな演出が見れるコントシーンは、伯爵が変装してロジーナに家にいるときがメインです。

もちろん、真面目に(!) 愛を歌うシーンなどもあるので、オペラっぽさもちゃんと楽しめます

『セビリアの理髪師』は人気のある演目で日本国内でもよく上演されているので、ぜひ探して行ってみてくださいね!


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