はじめてのバレエ鑑賞なら『ドン・キホーテ』!オススメの理由を解説します

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バレエ「ドン・キホーテ」の一部 舞台芸術

春になると何か新しいことに挑戦したくなりませんか。
「初めて何かを観に行ってみる」ことに挑戦するなら、オススメはバレエ。音楽好きもダンス好きも楽しめる舞台です。

でも、バレエにちょっと興味はあるけど、なんだか敷居が高いイメージ。それに、色々あってどれを観たらいいのかよくわからない!という人も多いのではないでしょうか。

ごつこらは、これまで何人もの人を初バレエに誘ってきた結果、はじめて観るなら絶対『ドン・キホーテ』!という結論に。

でも、どうしてバレエ初心者には『ドン・キホーテ』なのか?他とは何が違うのか?

今日は『ドン・キホーテ』について解説します!

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バレエ初心者に『ドン・キホーテ』オススメな5つの理由

【物語の舞台】明るい照明とわかりやすい舞台セット

『ドン・キホーテ』の物語の舞台はスペインの普通の街。

舞台セットも、街の市場や、近所の酒場など、ぱっと見てわかりやすいし、舞台装置を観察するのもおもしろいです。

バレエでは通常「森の中の妖精たち」的なシチュエーションが多く、最低限の舞台装置+ぼんやり暗めの舞台照明+みんな白っぽい衣装が定番です。そのため、初めてバレエを観に行ったけど眠くなってしまったという感想を抱く人もいます。

その点『ドン・キホーテ』は街のシーンが多く、衣装もダンスも派手で寝てしまう心配がありません

【あらすじ】コメディタッチの喜劇

『ドン・キホーテ』の原作は1600年代にスペインで出版された小説。

この小説は自分が騎士だと思い込んだドン・キホーテが近所の農民のサンチョ・パンサを連れて旅に出る物語です。

主人公はドン・キホーテですが、各地での物語は独立していて短編集のような感じになっています。


バレエの『ドン・キホーテ』は、この中の1つの物語をピックアップしており、キトリという女性とバジルという男性の恋物語となっています。バレエ版ではドン・キホーテはあくまでも脇役なんです。

こんなあらすじです。

ドン・キホーテとサンチョ・パンサの像

ドン・キホーテは、小説の読み過ぎで自分が騎士だと思うようになってしまいました(!)。架空のドルシネア姫に会いに、サンチョ・パンサを連れて旅に出ます。

バレエ「ドン・キホーテ」の一部

とある街で。若いバジルとキトリは結婚を望んでいました。でも、キトリの父はキトリを金持ちの貴族に嫁がせたくて反対しています。

そこにドン・キホーテがやってきて、キトリをドルシネア姫だと思い込んだために一波乱。

場面は代わり、バジルとキトリはついに駆け落ちします。ドン・キホーテたちは追いかけてきます。

風車

ドン・キホーテは、近くにあった風車小屋を巨人だと思いこんで(!)突撃して、気を失ってしまいます。

気を失ったドン・キホーテは夢の中でドルシネア姫に会います。

バレエ「ドン・キホーテ」の一部

さて話は現実に戻り、バジルは結婚を認めてもらうために狂言自殺をはかります。

バジルの父はそれを見てふたりの結婚を許し、その後盛大な結婚式が行われます。

【登場人物】バレエなのに踊らないキャラも?!

ドン・キホーテ』は、登場人物ひとりひとりが特徴的で、衣装からも判別しやすいです。

ほかのバレエの演目では「例えば主人公が妖精でまわりにも妖精がたくさんいる」「主人公もそれ以外も似たような白っぽい衣装を着ている」ということが多いです。バレエや作品のあらすじに詳しい人なら主人公が誰なのかわかるでしょうが、初めてだとちょっと難しい。

その点『ドン・キホーテ』はわかりやすいです。

主人公のバジルとキトリはほかの登場人物よりも一段と華やかな衣装です。

ドン・キホーテ自身は、ちゃんと騎士風の格好で、でも動きは少しコミカルな感じですぐにわかります。

極めつけは、ドン・キホーテのお供のサンチョ・パンサ。お腹の出た小太りの体型で、しかも、もはや踊っていません!笑

初めて観たときには、

踊らなくていいんだ?!
でもこの人も本当はダンサーさん…なんだよね…?

と思ったくらいです。

【衣装】カラフルで、とにかく華やか!

ドン・キホーテ』は、スペインの物語らしく、衣装が赤や黄色など、色とりどりでとても華やかです。

ダンスの技術に詳しくなくても、ダンサーに合わせて動くカラフルな衣装を観ているだけでも楽しめます。

【ダンスのバリエーション】いいとこ取りで大満足

『ドン・キホーテ』は、最後の結婚式のシーンのダンスが圧巻です。

何度も回転したり、高く跳び上がったり。ダンスに詳しくなくても、その動きが技術なしではできないことがすぐに分かります

初めて観に行くのですから、知識がないとすごさがわからないものではなく、ひと目見て「すごい!」と思えるものがいいですよね。

また、ドン・キホーテが風車小屋で気絶するシーンでは、いかにもバレエらしい白っぽい衣装を着たダンサーたちの群舞も楽しめます

バレエ「ドン・キホーテ」の一部

2021年のドン・キホーテ公演情報

2021年も「ドン・キホーテ」の公演はおこなわれる予定です。

特に2021年12月から2022年1月にかけて来日を予定している「キエフ・バレエ」は、バレエの本場旧ソ連を代表するバレエ団!

この機会にぜひチェックしてみてください。

2020年はドン・キホーテの当たり年

2020年は、国内の有名バレエ団で『ドン・キホーテ』の公演があるので要チェックです。

【新国立劇場バレエ団】5月公演

4月7日、新型コロナウイルス感染症対策のため公演を中止することが発表されました。
次の機会を楽しみに待ちましょう…。

新国立劇場バレエ団では、ゴールデンウィークの時期に公演があります。

公演日:
 5月2日(土)、5月3日(日)、5月4日(月・祝)、5月5日(火・祝)、5月9日(土)、5月10日(日)

会場:新国立劇場 (初台)

【東京バレエ団】7月公演

型コロナウイルスの影響により、9月26日・27日への延期が発表されました。
7月18日・19日公演のチケットはそのまま9月公演で使用、もしくは払い戻しの対応となるとのこと。

東京バレエ団では、7月の半ばに公演があります。

公演日:
 7月18日(土) 13:00〜、7月18日(土) 17:00〜、7月19日(日) 14:00〜

会場:東京文化会館 (上野)

いかがでしたか。

バレエ初挑戦なら、本当に今年の「ドン・キホーテ」は狙い目です。

日本中にバレエ好きが増えて、たくさんの公演が行われるようになりますよう!

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