子どものクラシックコンサートデビューならコレ！

クラシック音楽を聴くと子供の成長に良い…こういう話、よく聞きますよね！

でも「いやいや聴くくらいなら聴かないほうが良い」という噂もあって、どうしたらいいか困っちゃいます。

子どもたちにクラシックに触れてほしいけど、本人は興味なさそうだし…と諦めているなら、良い方法があるんです！

それが、ドラゴンクエストのコンサート。

ゲーム音楽か…とあなどるなかれ！！

ドラゴンクエストのゲーム内で音楽を演奏しているの、クラシックを演奏するプロのオーケストラなんです。

最近の作品では、主に東京都交響楽団が演奏しています。

ゲームを起動し「序曲」が流れ始めると画面の端に「東京都交響楽団」という表示が出てくるので確認してみてくださいね。

クラシックのコンサートがはじめてでも楽しめる？
ドラクエコンサートの特徴
ドラクエコンサートの公演情報

クラシックのコンサートがはじめてでも楽しめる？

もし家族にゲーム好き、それもドラクエ好きがいたら、しめたもの。

ドラクエのゲームの中で流れている音楽が生で聴けるコンサートとなれば子どもたちも興味津々。
しかも、公演によっては未就学児も入場可能なものもあるんですよ。

でもクラシックのコンサートって色々決まりがあるんでしょ？
どんな服を着ていったらいいのか不安だし…。
拍手しちゃいけないタイミングとかあるらしいし、間違えたらどうしよう。

心配しなくて大丈夫！
この後説明するけれど、ドラクエ好きの客層だからみんな気軽に聞きにきてるよ。
演奏する側も、途中でドラクエのお話を交えたりして、堅苦しくないようにしてくれてるんだ。

ただ、ドラゴンクエストの曲は本当にクラシックなの？という点については、1900年代に作曲された曲なので、厳密な意味でのクラシック（古典音楽）ではありません。

でも序曲などはドラクエの世界観に合わせて「クラシック調」に作曲されているのは確か。

まずは生のオーケストラの演奏を楽しんで聞いて醍醐味を知ってから、有名なクラシック曲を聴きに行っても遅くはないと思いますよ！

ドラクエコンサートの特徴

ドラクエの曲は本格的なオーケストラ向け楽曲

最近のドラゴンクエストのゲーム内では上で書いたように東京交響楽団が演奏していますが、そもそもドラゴンクエストの曲は多くがオーケストラが演奏する前提で作曲されています。

オーケストラにはたくさんの楽器があるのでオーケストラ向けの曲を書くためにはそれぞれの楽器の特徴を理解している必要があります。また、楽器の編成 (その曲に登場する楽器の種類と台数) も決めるのは作曲者。

作曲家の中でも限られた人しか、オーケストラ向けの作曲や編曲はできないんです。

ドラゴンクエストの作曲者すぎやまこういちさんは、オーケストラ曲の作曲をおこなってきた人。なので、ドラゴンクエストのコンサートでは、オーケストラ向けに書かれた曲の迫力を楽しめるんです。

ドラクエの曲、実は本格的なんですよ！

ドラクエコンサートは独特の客層

モーツァルトなどが演奏されるクラシックのコンサートと比べて、ドラクエコンサートは客層が違います。

クラシックのコンサートは、女性のグループや年齢層高めのカップルが比較的多い印象ですが、ドラクエのコンサートは、若い男性のグループやカップル、家族連れが多い。

なので、オーケストラの生演奏が聴けるけど、敷居を高く感じる必要がないんです。

みんな普段着で気軽に来ているので、着る服に悩む必要もありませんよ。

ドラクエコンサートは演奏者もドラクエファン

ドラクエコンサートで演奏している人たちは、そのオーケストラに所属しているプロの演奏家。

各コンサートに出演する団員の人数は、演奏する曲によって決まります。これは、各楽譜で指定されているからです。

つまり、ドラゴンクエストを演奏しているのはオーケストラに所属しているうち一部のメンバーということになりますが、この中にはドラゴンクエストが大好きでドラクエコンサートでいつも演奏しているような人も含まれます。

ドラゴンクエストの最初のゲームが発売されたのは1986年。そのころ小学生だった人たちは今40代です。
オーケストラの団員も子どもの頃からドラクエを遊んできたとしても不思議はありません。

演奏する側も聴く側もドラクエを楽しんできた人たち。なんだかとっても楽しいコンサートですよね！

だから気楽に聴きに行っちゃって大丈夫なんです。