まだまだ一般的ではないバレエ鑑賞。はじめて行くときにはわからないことだらけで
バレエを観に行こうと思うんだけど、何を着ていこう…。
みんなおしゃれにドレスアップして来るのかな?
なんて悩んでしまいますよね。
そこで、今回はバレエを観に行くときの服装から鑑賞中のマナー、予習はどうするかまで、まとめてお伝えしちゃいます!
【着ていく服】ドレスコードはないものの…
バレエは敷居が高いイメージで、何を着ていけばいいのだろうと悩んでしまう人も多いはず。
そこでまずは、バレエ鑑賞の服装や、マナーについてお伝えしたいと思います。
日本ではバレエ鑑賞にドレスコード的なものはありません。
ドレスコードがないから、スニーカーとかジーンズでも良いっちゃ良いよ。
そうは言っても . . . 。
はじめてでどんな雰囲気かわからないから、もうちょっとヒントをちょうだい!
実際のところ確かにジーンズ姿の人はほとんどいないから、カジュアル過ぎると浮いてる気分になるかもね。
ちょっと良いレストランに行くくらいのきれいめコーデにするのがおすすめだよ!
結婚式に行くほどドレスアップすると、場合によっては目立ちすぎないか気になってしまうかもしれません。
いくつか例を挙げるので参考にしてみてくださいね。
女性
ワンピースなら
ワンピースならこんな感じがちょうどいいと思います!
黒ならいろんな場面で使い回せて便利ですよね。
下の写真みたいにクラッチバッグを片手に、なんてすごくおしゃれ!
舞台セットの転換などを兼ねて途中で数十分間の休憩を挟むことも多いので、クラッチバッグだけ持って紅茶やワインで小休止するのも良いですよね!
パンツ派なら
最近はパーティーにも来ていけるパンツドレスが増えてきているので、その中からシンプルなものを選ぶと間違いがないと思います。
劇場ではスカート・ワンピース派が多いので、パンツスタイルにクラッチバッグやアクセサリーと合わせたおしゃれな人がいるとついつい目が行っちゃいます!
最新必須アイテムはこういう鞄
実は最近バレエ鑑賞の快適さとおしゃれ感に影響する重要アイテムに躍り出たアイテムがあります。
それが、バッグ。
劇場で手荷物を預かるクロークサービスが感染予防で休止されていることが多く、大きな鞄などのかさばる荷物も鑑賞中手元においておく必要があります。
このことを知っていれば、必然的に選ぶバッグが変わってきますよね。
選ぶポイントは2つ。
- 鑑賞中に足元に安心して置いておける自立できるバッグであること
- きれいめの服装に合うおしゃれなバッグであること
「荷物がたっぷり入る+おしゃれ+自立する」って難易度高っっ!
大きめのおしゃれなバッグって、ヴィトンとかシャネルしか思い浮かばないよ . . .
確かに「荷物がたっぷり入る+おしゃれ+自立する」バッグでお手頃なものって探すのがなかなか大変ですよね。
そこでおすすめのバッグを紹介します!
このA4サイズの軽量トートバッグのポイントは、このおしゃれなカラーリング!
色が分かれていて目の錯覚でバッグが大きく見えないんです。
しかも3色と言っても「ホワイト+ベージュ+ピングベージュ」など合わせやすい色合いで、きれいめにもオフィスにも普段遣いにも万能◎
軽くてポケットもたくさんあるのでチェックしてみてくださいね。
マスク次第でファッションが台無しに…?
このご時世、バレエ鑑賞でもマスク派は多勢。
せっかく洋服をおしゃれに決めても、マスクが合っていないと残念ですよね。
マスクはどうしよう . . . 。
普通の白い不織布マスクじゃ台無しだけど、でも黒いのとかだとハードすぎちゃって合わないよね。
私が愛用しているのはこのマスクだよ。
程よくエレガントだし、立体的だから呼吸もしやすいのがおすすめポイント!
ブラック系でもこんな感じでエレガントな雰囲気が出せますよ!
男性
男性はジャケットスタイルだと安心です。
ネクタイまでするとやりすぎ感がでてしまうので「サラッとジャケットを着ている」くらいが良い塩梅です。
こちらは、ストレッチ素材のジャケット。
ジーンズに合わせるとカジュアルなジャケットでも、インナーやパンツを変えること違和感なくバレエ鑑賞にも使えたりします。
ビジネスの場ではないので、柄物でおしゃれに決めるのもかっこいいですね!
ジャケットでは暑くないか心配になると思いますが、劇場は空調が効いているので調節しやすい服装のほうがむしろ安心ですよ。
子供
子供たちも、ちょっとだけあらたまった感じの服装がおすすめ . . . なのですが、それよりも最優先で注意したいポイントがあります。
それが、着心地の良さと温度調節です。
着心地の良さ
バレエ鑑賞は途中に休憩はあるといっても、休憩まで1時間座りっぱなし、なんて良くあること。
しかも劇場の椅子は大人向けですから、座りにくかったり、背中も足もつかなくて中途半端だったり、子供たちにとっては居心地が良いとは言いにくいですよね。
だから、子供向けにはラクに過ごせる柔らかくてストレッチの効いた服が必須なんです。
ワンピースやスカートが好きなら、スカート部分がチュール素材になっているものがおすすめ!
だってバレエといえば、バレリーナのふわふわのチュール衣装はみんなの憧れだもの。
バレリーナ気分が味わえるし、足さばきが良くて動きやすいし。選ぶデザインによってフォーマル併用にも着倒す用のカジュアルにも使えて実はコスパも◎
小学校にあがる頃までの女の子に大人気なのが、 ディズニープリンセスのワンピース。
ラプンツェル、白雪姫、エルサ、ベル、とお気に入りのプリンセスが選べますよ。
スカートの内側は上半身と同じ綿100%のカットソー素材。Tシャツ感覚の着心地で家でもたくさん着てくれるから、あっという間にサイズアウト . . . なんて嘆きとも無縁です。
👇 こちらは白雪姫バージョンの実物。TDR行きにもぴったり。
プリンセス衣装がもう恥ずかしい年頃なら、シンプルながらもおしゃれなチュール使いワンピースがおすすめです。
そして、モノトーンを選べば、チュールワンピースもぐっと大人っぽい雰囲気に。
フォーマル . . . は言い過ぎかもですがちょっとしたお出かけにも使いまわせるし、お手頃価格なので普段着として着倒すのもアリです。
チュール素材のスカートは大人の私たちも着るくらいだから、色やデザインを選べば小学校高学年とか中学生でも全然いけるよね。
細身のシルエットで落ち着いたカラーのを選ぶと子供っぽくなりにくいよ
着心地の良いキッズ服といえば、しっかり襟付きでもニット素材のラクチンワンピもおすすめです。
普段使いするにはデザインがかしこまりすぎなので、食事会とか他にも着る予定があるときだとちょうど良いですよね。
パンツスタイルの場合は、せっかくなので柄入りでおしゃれをするのもおすすめ。
肌寒い日にはこのグレンチェック柄のパンツが活躍します。
さりげない親子リンクコーデもおしゃれに決まりそう◎
伸縮性がウリのこのパンツ。固い素材だと嫌がって着てもらえないから、ストレッチ性は大事ですよね。
温度調節
着心地の良さと並んで大事なのが、温度調節です。
劇場は空調がしっかり効いているので温度調節しやすい服が必要なのは大人もそうですが . . . 、たくさん動く子供たちは基本暑がりだけど、しばらく座っていると寒くなってくることありますよね。
羽織物も少しフォーマルなものが手持ちにあるなら、コーディネートとしてのまとまりが良くて◎
このボレロみたいに丈が短いとチュールスカートをいい感じに引き立ててくれます。
ただ、手持ちにきれいめの羽織りがあればいいものの、買い足すのは他に着る機会がないとコスパ悪いし、プチプラだとペラペラで肝心の防寒に役に立たなかったり、かっちりしたジャケットだと着ないときにかさばって邪魔 . . . と意外に悩ましいですよね。
(´•̥ ω •̥` ) せっかく自分もおしゃれしてるのにかさばる服で荷物だらけになるのは残念だし . . . 。
座って鑑賞している間だけの羽織物なら誰に見られるでもないので、思い切って普段使いできるものにしちゃうと色々ラクで良いですよ。
私はいつも上着は普段着で、公演中だけ着たり、寒くないときは丸めてクッション代わりにしたりしてました。
休憩中は「いつもの上着」が席で目印になってるから迷わず戻れて、それも便利!
こちらはウィンドブレーカーなのでカジュアルですが、チェックやフワラーなど落ち着いた色柄もあるし、ポケッタブルでかさばらないのが超便利。
見て見てー!!
これ、恐竜柄がちゃんと恐竜なのに、モノトーンでおしゃれっぽくて好きすぎる!!
バレエとは関係ないんかい!
でもコレ本当に優秀で。
フードは跡形もなくすっぽり収納できるから保育園もOKだし、フード取り外しタイプと違って肝心なときにフードが行方不明になることもないし。
子供が自分でも着やすいような工夫も色々してあるからぜひ一度見てみて!
【マナー】劇場の一般的なマナーで大丈夫
つづいて、気になるマナーのこと。
バレエ特有のマナーというのは特に無いので大丈夫ですよ!なので、映画館やコンサートと大差ないと思ってください。
なので、気にしたいのは周囲の席の人の迷惑にならないようにすること。
- 後ろの人の視界を妨げないような髪型で行きましょう
- 背中をしっかり背もたれにつけて鑑賞しましょう
夢中で観ているとつい前のめりになってしまいがちですが、そうすると後ろの人が見えなくなってしまいます。 - 上演中は静かに観ましょう
ただ、音楽のコンサートとは違い、ソリストがすばらしいダンスを披露したときは音楽が続いていても拍手をして大丈夫です。
公演が終わった後に、立ち上がって拍手(スタンディングオベーション)をしたいときは、後ろの人の視界を妨げてしまいますが、これは気にしなくて問題ありません。
予習はしたほうがいい?
はじめてバレエを鑑賞するとき不安になるのが、何も予習しないで行ったら「内容について行けないんじゃないか?」「楽しめないんじゃないか?」っていうところですよね。
結論から言うと、予習はしてもしなくてもOKです。
バレエの楽しみ方は人それぞれ。ストーリーがわからなくても、踊りや舞台の雰囲気などを楽しむことはできます。
とはいえ、ストーリーを知っておいたほうが安心して鑑賞できるのも事実。
少しくらいは予習しておきたい!という方は以下を参考にしてくださいね。
バレエの発表会にお呼ばれした場合も、ある程度予習しておくと感想を伝えるときの役に立ちますよ◎
演目とどんな役で出演するかを確認しておくのが発表会の予習のコツです。
ストーリーを予習したいなら
観に行く演目のストーリーを予習したいなら、一番簡単なのは、ネットで調べてみること!
国内のバレエ団の公演を観に行くなら、バレエ団の公式ページに出演予定者などとセットでストーリーが書いてあります。
小説が原作となっている場合には、その小説を読んでみるのもおもしろいです。
というのも、バレエの演目はバレエ向けに物語がアレンジされることが多く、原作とは内容が少し変わっていたり、一部分だけが抜粋されていたりします。
原作を読んでおけば、バレエでは同じ物語を違う側面から観ることになります。
そして、覚えておいて欲しいのが、事前に予習できなくても、当日会場についてからストーリーを知ることができるということ。
会場で配られる配役表に、ストーリーが書いてあることが多いんです。
配役表というのは、当日 それぞれの役を誰が演じているかを書いている紙のこと。
ダンサーが怪我をしてしまったり、国外のダンサーの場合は国際情勢で来日できなかったりすることがあり、当初予定していた出演者から変わることがあるので用意されています。
会場でプログラムを購入する場合には、プログラムにもストーリーが書いてありますよ!
ダンスを予習したいなら
ダンスが好きでバレエを観に行く場合は、ダンスを予習していくと楽しめます。
YouTubeで検索すると、バレエ団の公式チャンネルの動画などが見つかります。
振付家によって振り付けが異なるので、動画を見比べてみてください。
バレエが多くのダンスの基礎になっているとはよく言われる話です。
バレエと自分が踊るダンスの共通点を見つけたり、その演目で気に入った振り付けを取り入れてみたらどう踊れるか試したり、楽しみ方は自由自在です。
音楽を予習したいなら
音楽が好きなら事前に音楽を聞いてから行くのもよいですね。
その演目の代表曲が調べられるなら、それだけでも聴いてみると、実は聴いたことのある曲だった!ということがあるかもしれません。
楽器をやっているなら、楽譜を入手して演奏してみるのもおもしろいです。
有名な作曲家の作品であれば、特定の楽器向けのアレンジ譜が見つかりやすいですよ。
私は子供の頃にピアノを弾いていましたが、レッスンで扱ったチャイコフスキーの曲の多くがバレエ曲であることを当時は知らずに弾いていました。
楽器の先生に「バレエの●●の演目を見に行きます/見てきました」と伝えると、その曲をレッスンに取り入れてくれるかもしれません。
いかがでしたか。
どんなことでもはじめて挑戦するのはドキドキするもの。でもその緊張も含めて楽しめると良い思い出になると思いますよ!
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