「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」ランキングの上位常連の白玉の湯 泉慶(せんけい)と白玉の湯 華鳳(かほう)。
泉慶と華鳳は同じ系列のホテルでひとくくりになっていますが、実際には別のホテルで、予約するときも別だし価格帯もちょっと違う。
でもぱっと見た感じそんなに違いはわからないし、どっちがいいの?!って思っちゃいますよね。
泉慶と華鳳の違いはズバリ、設備とサービスです。
もちろん「ホテル泉慶・華鳳」として「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に入っているので、どちらもレベルは高いのですが、価格帯が少し高い華鳳のほうがワンランク上。
どんなふうに違うのか、具体的にみていきましょう。
泉慶と華鳳の設備の違いは?
隣接した敷地にそれぞれ建っている、ホテル泉慶とホテル華鳳。
外見からわかるのは華鳳のほうがかなり大きな建物で、泉慶のほうは少し小さいこと。
もともとホテル泉慶から始まったので、泉慶のほうが施設が古いんです。
ということで、設備面での大きな違いはこんな感じ。
【泉慶】
・設備が古い
・増改築をしているため、館内がわかりにくいところがある
・2箇所の温泉の片方が狭い(時間帯による男女交代制)
逆に、ワンランク上の華鳳はというと . . . 、
【華鳳】
・設備が泉慶よりも新しく、豪華
・収容人数の大きなホテルとして設計されているため、館内がわかりやすく、各施設の広さも十分
・温泉が広々としている
どちらのホテルも基本的に清掃は行き届いているので、嫌な思いをすることはありませんが、そうは言っても古さが否めないなというのが泉慶のほう。
華鳳は昭和の雰囲気を感じさせながらも、施設はわかりやすく、広く、そして豪華。
ロビーラウンジの入口に橋がかかってるけど…昭和のバブルってこんな感じだったの?
華鳳の温泉はどう?
そして忘れてはいけないのが、温泉!
泉慶と華鳳共通の自慢の温泉「白玉の湯」は、時間帯、というか温度によって色が変わるそうなのですが、昼間は本当にきれいなエメラルドグリーンの温泉露天風呂を楽しめました。
その温泉設備も圧倒的に華鳳に軍配が上がります。
華鳳はたくさんの人が泊まれるように作った建物なので、温泉も男湯・女湯ともに広い作りになっています。
露天風呂も
- メインの露天風呂
- ぬるめの露天風呂
- 立ったまま浸かる、深めの「立ち湯」
- 横になってのんびりできる寝湯
と、種類も豊富。
混んでいる時間もプライベート空間を保ってゆっくりと温泉に浸かれます。
泉慶の温泉はどう?
一方、泉慶の方はというと、1階と2階に1つずつ温泉があって、男女入替え式になっています。
1階の大浴場は広くて評判も良いですが、2階の大浴場は残念ながら狭いという評判 . . . 。
初日の午後に、広い方の大浴場が男湯女湯のどちらに割り当てられるかで満足度がかなり変わってしまいます。
泉慶には露天風呂付き客室もあるから、ちょっと奮発してそのお部屋でのんびりすればいっか!
泉慶には露天風呂付きの客室もありますが、お部屋の露天風呂は残念ながら温泉ではありません。
そう考えると、温泉を楽しみたいなら断然「華鳳」に宿泊するのがおすすめです。
ゆっくり温泉を楽しみたいタイミングで狭いほうの大浴場だったらやっぱり悲しいからね…
泉慶と華鳳のサービスの違いは?
泉慶も華鳳もかなりの人が泊まれるホテル。
でも温泉旅館のような風情もあって、そもそもどんなサービスなのか、旅館っぽい感じなのか、シティホテル的なのか、気になりますよね。
実際に宿泊した印象としては、旅館とシティホテルのいいとこどりの良い距離感!
ちゃんとお客さんのようすを見てくれているなと感じられる接客でした。
そっとしておいてほしいときには最低限の案内で、周辺の観光やランチの情報など色々知りたいときには仲居さんやほかの従業員さんのおすすめを紹介してくれる、そんな感じです。
とはいえ、泉慶よりも華鳳のほうがスタッフさんの評判がいいのはやはり高いランクのほうがサービス面にも配慮しているからでしょう。
そして、サービス面でさらに差がついているのが、無料サービスの充実具合。
たとえば、泉慶でもロビーでセルフサービスのお茶のサービスがありますが、華鳳のほうはロビーラウンジの無料サービスが一段と豪華!
ジュースをはじめとした冷たいドリンクに、コーヒー、そして紅茶類はハーブティーなども選べます。
しかも。
チェックインから夕方までの時間帯はスイーツバイキングもあって、新潟の笹だんごや豆大福をはじめとした色々な和菓子、そして、洋菓子派にはクッキーやマカロンなんかもあります。
どれもロビーでいただくのはもちろん部屋に持ち帰って食べてもいいんです!
お部屋がとっても広いから、部屋でゴロゴロしながらスイーツタイム。
お部屋にもコーヒーのほかに、ほうじ茶、紅茶、ハーブティーがあって、紅茶用のポットまであるからティータイムもかなり楽しめるよ!
さらに。
夜の時間帯はロビーラウンジのフリードリンクサービスにアルコールまで加わります!
セルフサービスですし、お酒の種類も特別多いわけではありませんが、お風呂上がりにお酒とおつまみで一息付くのにぴったりです。
お風呂上がりといえば . . . 、大浴場にも色々と無料サービスがありました。
泉慶では数量限定のアイスキャンディーやお茶のサービスがありますが、華鳳は用意されているドリンクの種類が多いんです。
それに加えてエビの出汁のお味噌汁や、ちびっこコーナーの駄菓子なんかもありますよ。
お味噌汁はなくなり次第終了って言ってたけど、少なくなったら補充されてたから用意している量自体がけっこう多いんじゃないかな
泉慶と華鳳の食事の違いは?
夕食はどう?
温泉旅館といえば食事が楽しみ!という人も結構多いですよね。
気になるお料理は、泉慶と華鳳ではどう違うのでしょうか。
料理については宿泊プランごとに違うので単純な比較はできないものの、やっぱりランクの高い華鳳の食事のほうが豪華で見た目も洗練されているというのが印象です。
とはいえ、和牛や、のどぐろ、伊勢海老などの高級食材は、泉慶も華鳳もそのお料理が約束されているプランを予約すれば確実に食べられます。
「なんとなく豪華なほうが良い」なら華鳳ですが、「どうしてもこれが食べたい!」というものがあるなら泉慶でも大丈夫。
なので、お料理以外の違いや、予算にあわせてどちらに泊まるのかを決めるのが賢い選択です。
朝食はどう?
一方朝食はというと、泉慶も華鳳もバイキング形式になっていて、泉慶は30種類ほど、華鳳は80種類ほどが用意されています。
30種類と80種類じゃあ、どう考えても華鳳の圧勝だね!
種類で言えば華鳳が圧勝なのですが、泉慶のほうには自慢のお餅があります。
泉慶では毎日バイキング会場で餅つきがされていて、つきたてのお餅をいただくことができます。
しかもここは米どころ新潟!普段なかなかお餅つきの機会が無いなら、やっぱりこのお餅は魅力なんですよね。
落ち着いた雰囲気が魅力の華鳳では、餅つきはやってなかったよ
一方、華鳳のほうはメニュー数が多いだけあって、セルフの海鮮丼が作れるお刺身が並んでいるコーナーや、自分で焼くピザやワッフルなども用意されています。
メニューの種類が多くても、よほどおなかがすいてなければ全部は食べられないので
- 新潟産のお米のつきたてのお餅が食べたいなら、泉慶
- 好き嫌いが多くてもしっかり食べたいなら、華鳳
という感じでしょうか。
朝食は夕食みたいに手が込んでいるわけじゃないし、あんまり気にしないで、他のポイントで決めるのがいいと思う!
泉慶がおすすめな人、華鳳がおすすめな人
そんなわけで、万人におすすめしたいのはいろいろ充実している白玉の湯 華鳳!
. . . ですが白玉の湯 泉慶と比べると、白玉の湯 華鳳のほうが宿泊料が高いです。
逆にいうと、華鳳に泊まったときはちゃんと価格の差に見合った快適さがあるから納得感もあるってことだよね
泉慶ももちろんサービスが悪いわけではなく「華鳳ほどではない」というだけのこと。
実際に「白玉の湯泉慶・華鳳」として「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選ばれていますからね。
なので、予算を抑えたいという人には、泉慶がおすすめです!
あとは、チェックインが夕食直前になりそうだったりでロビーラウンジや大浴場であまりゆっくりできなそうなときも、泉慶でも良いかなというのが正直な感想です。
滞在している時間が短いなら、華鳳の付加価値を感じるタイミングが減っちゃいますからね。
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