出雲大社にやってきた私。
「お詣りも終わったし、さてどうしよう」。
ふと思い立って島根県立古代出雲歴史博物館に行ってみることに。
実は10年くらい前に出雲大社に来たときに、大昔の出雲大社の模型を見たことがあって。
そのインパクトが強かったからまた見たいって思ったんです。
島根県立古代出雲歴史博物館
古代出雲歴史博物館は、出雲大社のすぐ隣にあります。
神社にはよく敷地内に宝物館がありますが、この博物館はそれとは別のもの。
とはいえ、出雲大社のすぐ横に建っているわけだし、出雲大社の歴史が紹介されてるんでしょ?
. . . と思っていたのですが、実際には想像をはるかに超える盛りだくさんさなのでした。
島根県立古代出雲歴史博物館の所要時間は?
古代出雲歴史博物館に寄ろうと思うんだけど、どのくらいの時間みておけばいいかな?
これほど答えが難しい質問は無いって!
島根県立古代出雲歴史博物館を私は1時間半くらいで見て回りましたが、もっと時間が欲しかったというのが正直なところ。
いわゆる博物館的な展に加えて、映像の資料が充実していてシアターもあるほど。
展示内容に興味がある私なんかは飽きずに半日見ていられますが、同じ頃に入場したの人たちは出雲大社の歴史のところを中心に見て1時間くらいで帰ったみたいでした。
ちなみに映像資料は、大人向けのドキュメンタリーのだけでなく、子供を意識したアニメ仕立てのものもありますよ。
島根県立古代出雲歴史博物館の展示内容は?
じゃあ、どんなものが展示されているの?っていうと、
- 古代の出雲大社について
- 出雲国風土記と神話における出雲
- 島根県の遺跡の出土品と当時の様子
- その他、島根県の古代からの様子や、石見銀山や勾玉作りの歴史など
- 神話シアター
こんな感じになっています。
ということで、縄文土器や、石鏃、埴輪、銅鐸など古代ものが大好きな同志のみなさん!何時間でも居られる癒しの場所ですよ、ここ!
時間がなくても見るべし!古代出雲大社の再現模型
盛りだくさんの古代出雲歴史博物館の中でも絶対に見て欲しいのが、昔の出雲大社の再現模型。
再現模型と言っても、当時の設計図なんかが完璧に残っているわけじゃないので、残っている文献とか出土したや機構から仮説も立てつつ作っていったんだとか。
そしてこれが平安時代の出雲大社本殿の模型。
1/10模型とはいえ、ものすごい迫力です!
横から見ると、こんな感じになっていて
ものすごーく長い階段が本殿に向かって続いています。
今みたいに機械がいろいろあったわけじゃないのに、こんなのが造れる建築技術には驚いちゃうよね。
ていうか、こんな太くて長くて立派な柱、いったいどうやって運んできたのー?!
ほかにも、建築家や研究者によるそれぞれの解釈の模型もあって、造りだけでなく色についての解釈も違うのが面白いです。
恐竜の色は想像だって昔聞いたことがあるけど、こういう建造物だと文献が残ってたり塗料の成分が検出できたりするから、想像だけではないんだね
目を奪われる!圧巻の出土品
そしてもう1つのおすすめが、圧巻のこちら。
こちらは荒神谷遺跡から出土した銅剣。なんと全部で358本もあります!
これらは国宝に指定されているほどの貴重なものです。
私たちのよく見る銅剣や銅鐸は錆びて緑色になっていますが、当時はキラキラに輝いていたはず . . .
ということで、当時の輝きを再現させたのが上半分、壁に展示されている銅剣です。
歴史の資料集の写真とかもみんな錆びてるから、ピカピカしていた金属だっていう感覚はなかったかも。意外と新鮮な発見だなぁ。
あまりネタバレしちゃうのも面白くないので写真は載せてないですが、加茂岩倉遺跡から出土した銅鐸も見ものですよ!
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