2022年春。7年に1度の御開帳が期間を延長して開催されている善光寺。
この機会に行ってみようと思った方もいるのでは?
ただ、コロナ禍でのお参りは普段とどこが違うのかは気になるところですよね。
ということで、実際に善光寺にお参りして確認してきました!
日々のお参り、何が変わった?
本堂参拝
善光寺本堂内の立ち入れる場所などは今までどおりで、変わりはありません。
お戒壇巡り
「お戒壇巡り」というのは、本堂内の真っ暗な部屋を壁伝いに歩き「極楽の錠前」に触れることで極楽に行けるというもの。
この極楽の錠前は絶対秘仏のご本尊の真下にあることから、この錠前に触れることでご本尊との縁を結んだことになるそうなんです。
このお戒壇巡り、本当に正真正銘の真っ暗のところに入っていって恐る恐る進んでいくものなのですが . . . 、コロナ以降2022年御開帳期間中も、なんと足元に一定間隔で薄暗いランプが灯っています!
感染予防のため、前の人の場所を把握して距離を取れるようにする配慮でこうなっています。
暗闇が怖い人は今がむしろお参りどきかもしれません!
びんずる尊者さま
本堂内のびんずる尊者さまは、別名・撫仏。
びんずる尊者さまのお体を撫でると、その同じ部分の自分の病気や怪我が治ると言われています。
不特定多数が触れるものではありますが、現在も撫でることができます。
びんずる尊者様の前に消毒液が用意されていて、撫でる前後に消毒をするようにと注意喚起されています。
お守り・お札などの授与品
お守りや、お札、お数珠、お線香などの授与品についてもいつもどおりです。
授与品所は本堂内にもありますが、本堂手前の授与品所はとても広く実物をゆっくり見て選ぶことができるのでこちらがおすすめです。
なお、コロナの影響で参拝ができない人のために「善光寺授与品オンラインショップ」が2021年7月から開設されています。
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御朱印
コロナ以降、接触を減らすため御朱印は書き置きのみというお寺も多くありますが、善光寺では御朱印帳に直接書いていただくことができます。
善光寺の御朱印は複数種類あり、直接書いていただく本堂の御朱印のほかにもともと書き置きのみの各お堂の御朱印もあります。
御朱印帳に書いてほしい場合は、本堂手前にある御朱印所に行きましょう。
各お堂の御朱印は、山門では文殊菩薩さまの、本堂内の御朱印所では びんずる尊者さまの、そして、経蔵、忠霊殿、雲上殿でそれぞれいただけます。
これらは書き置きですが、お堂の絵の入ったきれいな紙でいただけるので普段は御朱印を集めていない方にもおすすめです。
そのほか時期限定の御朱印を書き置きで用意していることもあります。本堂手前にある御朱印所で確認してみてください。
お朝事
毎日早朝から行われる法要「お朝事」はこれまでどおり行われ、本堂にも入ることができます。
法要の申し込みをしている場合の参列も通常どおりです。
なお、お朝事のときに法要をお願いしたい場合は前日に申し込んでおく必要があるのでご注意を!
お数珠頂戴
お数珠頂戴というのは、善光寺のご住職さまが本堂への行き帰りの際に、参道でしゃがんで待つ人々の頭に数珠で触れてくださることを言います。こうして触れてもらうことでご住職さまの功徳を分けていただけるんです。
ただ、このお数珠頂戴はコロナ以降は残念ながら行われていません。たくさんの人に触れてしまう行為なので仕方がありませんね。
現在では、ご住職さまがいらっしゃるときには少し離れて合掌してお待ちするのが通例となっています。
法要
法要の申し込みをした場合は、通常どおり本堂で法要に参列することができます。
6年に1度の御開帳は?
善光寺では 6年に1度、丑年と未年に前立本尊の御開帳が行われています。
直近だと丑年の2021年に開催 . . . の予定だったのですが、コロナウィルスの影響で延期になってしまいました。
開催期間は1年遅らせた 2022年4月3日〜6月29日。
御開帳にあわせて参拝する人は多く、前回の2015年の映像を見るとわかりますが特別な法要のときなどは特に人だかりになっていました。
そんな状況を考慮して、2022年の御開帳は当初予定より1ヶ月ほど期間を延ばした88日間となっています。
御開帳期間中に宿泊ができる宿も今ならまだ少しありそうですよ!
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