「温泉に行きたい!」そう思ったときに、東京から行きやすくて人気の温泉地といえば . . . 箱根。
距離的にも近いしロマンスカーなら移動もリーズナブル。山の中にもかかわらず車でのアクセスも便利です。
そんな温泉地での一番の贅沢は、客室にある自分専用の露天風呂で温泉に入ること!
部屋から出ずに好きなタイミングで温泉に入れるなんて極楽です。
旅行サイトの検索条件に「露天風呂付き客室」という項目があるのも一般的ですが、ちょっと待って!予約をする前に確認してほしいことがあるんです。
これだけは確認すべき!!露天風呂客室を予約する前に。
その客室露天風呂、本当は…?
大浴場に行かず、客室で温泉に入れるところはやっぱり人気があります。
旅行の予約サイトも「露天風呂付き客室」を条件指定して検索できるようになっています。
でも実はここに落とし穴があります。
客室に付いてる露天風呂、それ本当に温泉?
露天風呂が客室についていれば間違いなく「露天風呂付き客室」なので騙しているわけではもちろんありません。
でも温泉地の「露天風呂付き客室」は「温泉の露天風呂付き客室」のことだって無意識に思っちゃいますよね。
温泉じゃないってわかったうえで専用露天風呂の非日常感を楽しむのは全然アリですが、温泉だと思っていたのに違ったとなると . . . がっかりしちゃいます。
これに関しては、旅行サイトの検索条件の「露天風呂付き客室」と「温泉」の両方にチェックを入れてもあんまり意味がなくて。
箱根エリアだと、大浴場は温泉だけど客室の露天風呂は温泉じゃないってところも多いから。
食事はここを確認すべし!
そしてもうひとつのポイントは食事です。
客室露天の話をしてたのに何で食事?
そりゃあ食事が美味しいのは大事だけどさ
味以外にも食事の確認ポイントがあるの!
実は私が実際に失敗しちゃったから自信を持って言います、これ超重要です!
温泉地に行って、大浴場に行かずに温泉に入れるのがラクなのと同じように、食事処に行かず部屋で食事ができればラクですよね。
脚を崩して座ってもいいし、話し声が大きくなっても気にしなくてOKだし!
. . . でも、露天風呂付き客室のときは部屋食を選ばないのがおすすめです。
というのも、部屋食だと食事の準備や片付けにスタッフさんが部屋に出入りするからです。
露天風呂付き客室は「露天風呂」という性質上、個室の脱衣所がなかったりします。
広いベランダに露天風呂があって、ベランダへの扉の手前についたてがあるだけ、という配置だったり。
部屋からの景色や、露天風呂と室内のコミュニケーションを重視して露天風呂が部屋から丸見えだったり。
となると、食事の準備が始まるまでに余裕を持って露天風呂から出て身支度を終わらせる必要があります。
私も実際に露天風呂に入っていたら「コンコンコン( ˙꒳˙ )ノ゙ お夕食の準備に参りましたー!」って言われて焦った思い出があります。
露天風呂付き客室の見取図を見られる宿もあるから、内風呂の脱衣所と繋がっている部屋を選ぶのは賢い選択だと思う!
箱根の温泉露天風呂付き客室
それでは箱根エリアにある温泉の露天風呂付き客室がある宿を紹介します!
佳ら久(からく)
強羅から歩いて2分ほどとアクセスの良い「佳ら久(からく)」。迷うことなくたどり着けます。
すべての客室露天風呂が温泉なうえに、2020年にできた新しい施設なのでおすすめです。
客室のお風呂のほかにも、大浴場2つと貸切風呂3つ、どれも景観を重視した温泉が用意されているので、温泉でぐうたらのんびりしたい人にうってつけ!
新しい宿泊施設ってスタッフが不慣れで口コミも悪くなりがちなんだけど、佳ら久は新しいのにサービスの評価も高くてとっても評判が良いんだよね
強羅花扇(はなおうぎ)
岐阜県の飛騨高山にある飛騨亭花扇という旅館が、箱根に新たにオープンしたのが強羅花扇(はなおうぎ)。
飛騨の職人さんによる木製の家具などがあって、箱根に多い寄木細工とは違う魅力が随所にあります。
館内の廊下は畳になっているのでスリッパに煩わされずに過ごせます。
温泉といえばやっぱり冬!床が冷たくないのってポイント高いよね
ロビーに囲炉裏もあるなんて、雪がしんしん降ってる時季の風情がたまらない!
立地は強羅エリアにあります。最寄駅は箱根登山ケーブルカー終点の早雲山駅ですが、箱根登山鉄道の強羅駅への送迎をしてもらえるのでアクセスも便利です。
強羅花扇 円かの杜(はなおうぎ まどかのもり)
同じ花扇グループの「円かの杜(まどかのもり)」も、客室に温泉露天風呂があります。
畳敷きの床や飛騨の家具などの特徴は強羅花扇から受け継ぎつつ、円かの杜は隠れ家感が増しています。
館内のバーは「蔵バー」と名のつくとおり、なんと土蔵。でも「蔵」の無機質な感じが無いのは掘りごたつがあってゆったりできる工夫がされているからでしょうか。
そして、館内にはプライベートな貸切岩盤浴があります。
岩盤浴を備えていても女性専用という宿も多い中、こちらは貸切なのでカップルで気兼ねなく利用できます。
温度が45℃と50℃の2種類から選べるのもちょっと嬉しい。
肝心の客室露天風呂も文句なしの源泉かけ流しですよ!
強羅花壇
言わずと知れた強羅花壇。
強羅駅からほど近く、すぐ近くを箱根登山電車が走っているとは思えないほど敷地内の空気はゆったりとしています。
露天風呂付きの客室はそれぞれ趣が違って、好みの部屋を選ぶのもまた楽しみの1つ。
数少ない日本国内のルレ・エ・シャトー メンバーで、お料理の評価も高い高級宿です。
金乃竹 塔ノ澤
金乃竹塔ノ澤は、塔ノ沢エリアにあります。
すべての客室にかけ流しの温泉露天風呂がついた贅沢な宿。
金乃竹塔ノ澤はすっきりとしたシンプルモダンなお部屋が魅力です。
温泉宿はそれぞれのコンセプトが魅力とはいえ、大正ロマン風とか、デザイナーズルームとかって正直落ち着かなかったりするので、このシンプルさがおすすめなんです。
ホテルインディゴ箱根強羅
ホテルインディゴ箱根強羅はその名のとおり強羅にあるホテルです。
日本国内では数が少なくてあまり有名ではありませんが、ホテルインディゴは世界的なホテルブランド。インターコンチネンタルホテルやクラウンプラザホテルと同じ系列です。
ホテルインディゴは、その土地の文化をわかりやすく取り入れるのが特徴のブランド。
で、ここ強羅でも、ホテルとはいえ畳が使われていたり襖があったりと和洋折衷なちょっと独特な雰囲気の客室になっています。
そしてすべての客室に温泉露天風呂が!
立地の都合で露天風呂はで目隠しをして入るので、景観が楽しめないのはちょっと残念なところです。
ホテルには大浴場もあり、こちらは外資らしく水着で入る男女混浴のお風呂になっています。
大浴場はお風呂というよりも温水プールに近いスタイルで、子供連れのファミリーにおすすめです。
三河屋旅館
三河屋旅館は1880年代に創業された歴史のある建物で、本館は国の有形文化財にも登録されています。
逆に言えば施設に古いところもあるので、新しいキレイなところに泊まりたいときには別の宿を選んだほうがよいかもしれません。
近くには、岡田美術館や、庭園「蓬莱園」があるので、部屋で温泉に浸かってのんびりしつつ気分転換に近隣を落ち着いて楽しみたい大人の旅に向いています。
ウォータースライダーの写真ずるいよね。絶対行きたくなるもん!!
三河屋旅館の立地は国道1号線沿いで、車でのアクセス向き。
箱根登山鉄道の駅からだと距離があって山道のようなところも通らないといけないので、公共交通機関利用の場合は強羅駅からのシャトルバスを使うか、小田原・箱根湯本方面からの路線バスがおすすめです。
移動手段とセットで予約できるプランもおすすめです!
👉 「三河屋旅館」のロマンスカー付きプランを見てみる(3泊4日)
ホテルおかだ
ホテルおかだは箱根湯本温泉郷にある少しカジュアルなホテル。
箱根湯本駅から歩けなくはないけど . . . という立地。散歩好きでないかぎり箱根湯本温泉郷に行くバスを利用したほうがよさそうです。
数種類ある客室には露天風呂付きのものもあり、この客室露天風呂は温泉です。
部屋のタイプは複数あって、布団を敷いて寝る和室、畳の間でくつろぎつつ夜はベッドで寝る和洋室、ホテルのような洋室と好みで選ぶことができます。
また、脱衣所から露天風呂に行き来できる部屋もあるので、間取りを見てどの部屋にするかを決めると満足度がアップするかも。
また、赤ちゃん歓迎の宿で、ベビーバスやおむつ用ゴミ箱なども貸してもらえますよ。
どれも温泉露天風呂付きの客室ですが、景観やサービスなど重視ポイントは人それぞれ。
色々見比べてみて自分好みの宿を探してみてくださいね!
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