梅雨から初夏にかけての箱根といえば、あじさい電車。
箱根登山電車や箱根登山ケーブルカー沿線に植えてあるあじさいが低地から高地に向かって順番に咲いていきます。
2020年は7月まで運休していた箱根登山電車でしたが、2021年はあじさい電車の夜のライトアップも復活!
でも、せっかくあじさいの時期に箱根に行くなら車窓から楽しむだけじゃもったいない!
箱根湿生花園
今回訪れたのは、箱根湿生花園。
名前を知っていたのは、箱根の主要な美術館に連れて行ってくれる箱根登山バスの「観光施設巡りバス」の終点だから。
箱根彫刻の森美術館に行くにも、箱根美術館に行くにも、ポーラ美術館に行くにも、箱根ガラスの森美術館に行くにも、星の王子さまみジアムに行くにも、箱根ラリック美術館に行くにも、このバスが結局便利なんです。
そして今回はあらゆる美術館を通り過ぎて終点の箱根湿生花園まで行ってきましたよ。
ヒマラヤの青いケシ
やってきたのは6月初旬。
「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれる花を辛うじて見られるラストチャンスでした。
本当は5月中が見頃だったようです。
植物園は季節の移り変わりでリアル見れるものが変わるから、気になるものがあったら迷わず行かなきゃね。
「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれているお花、厳密にはケシではないそうです。
ケシは、ケシ科ケシ属。ヒマラヤの青いケシはケシ科メコノプシス属。
メコノプシスは「ケシに似ている」という意味なんだとか。
植物園って色々教えてくれて賢くなるけど、本物のケシの花って言われても正直見たことないから似てるかどうかわかんないや。
でも「ヒマラヤの青いケシ」は重宝されるだけあって綺麗なブルーのお花だったね。育てるのが難しくてなかなか見れる機会はないらしいよ。
あじさい展
さてさて、本題のあじさいのこと。
箱根湿生花園では、2021年5月22日から6月20日まで「箱根の小さなあじさい展」を開催しています。
「小さなあじさい展」なんて名前を付けていますが、小さいのは1種類あたりの株の大きさだけで、あじさいの展示は充実しています。
展示されているあじさいの品種は200種類にも及びます!
同じお花でも色んな種類があってそれぞれ名前が付いているのは、バラの図鑑とか見たことあるからわかるけど。それでも200種類って聞くとびっくりしちゃう!
同じヤマアジサイとはいえ、こうして一同に並ぶと1つひとつ形とか色の付き方が違うことがよくわかるよ。
園内の一角 . . . 実際には何箇所かに分かれていますが . . . に岩場を再現して、様々な種類のヤマアジサイが植えられています。
ひとつひとつ品種名が書いてあるのはさすが植物園!
このクレナイってやつは、花びらが白からピンクのグラデーションになっていて綺麗だね!近所ではあまりみかけない色合い。
この花びらに見えるところは、花びらじゃなくてガクなんだよ。
あじさいの花はガクの中にあるちっちゃいやつなんだって!
私が気になったのはこの「ひな祭り」。
ガクが何重にもなっていて別の花みたいだよね!
縁取りの色合いが映えるのはガクが尖っているからだと思うの。
本当だ。
こうして見ると、花 . . . じゃなかった、ガクの色だけじゃなくて形も全然違うんだね。
でも葉っぱもよーく見ると、ちょっと違うのもあるみたい。
この時期にしか楽しめない、あじさい達。
見に行って観察してみてくださいね!
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