最近「クルーズ旅行」のことを耳にする機会が増えて、クルーズも検討してみようかと思っている人も多いと思います。
でも、そもそもルール上、乗船できない人がいることは知っていますか。
たくさんあるクルーズの運行会社や船の種類、価格帯、行き先からせっかく選んでも、後から乗れないとわかってしまっては残念!
今回は、プリンセス・クルーズの日本発着船の乗船ルールを解説します。
「乗船できない」「承認されれば乗船できる」「乗船できるが事前連絡が必要」の3パターンがある
プリンセス・クルーズ 日本発着船の場合、次の3パターンがあります。
- 乗船できない
- プリンセス・クルーズに事前申請し、承認されれば乗船できる
- プリンセス・クルーズに事前連絡が必要だが、乗船はできる
この中で、実は注意が必要なのは、2つめの事前承認が必要なケースと、3つめの事前連絡が必要なケース。
旅行会社への申告だけではダメで詳細情報の連絡が必要ということになると…プリンセス・クルーズはアメリカの会社なので、申請書類は英語のものを用意しなくてはいけません。期日までに書類を用意できるかも吟味してから申し込みをしましょう。
乗船できない5つのケース
パスポートが無い
プリンセス・クルーズの日本発着船は、出発地・到着地とも日本ですが、パスポートは必要なので準備しましょう。
また、入国にビザを必要とする港に停泊する場合でも、船から出ない場合は観光ビザは原則不要です。日本国籍の場合はそもそもビザなしで観光できる国が多いので心配いらないケースがほとんどですが。
日本国籍以外の場合、一部の国では船から出ない場合にもビザが必要とされるようなので、対象ツアーを決める前に確認しておくと良いです。
妊娠24週目以降の妊婦
妊娠している場合、24週目以降だと乗船することができません。
なお、23週以下の場合も、プリンセス・クルーズの承認が必要なので注意してください。詳細は以下へ。
6ヶ月未満の乳児
赤ちゃんについては、6ヶ月未満の場合は乗船ができません。
なお、6ヶ月以上18歳未満子どもについては乗船人数を制限しているそうです。
20歳未満の人の単独乗船
20歳未満の場合は、20歳以上の人の同伴がないと乗船できません。
車椅子利用者の単独乗船
車椅子は承認されれば持ち込みできますが、介助者といっしょに乗船しないといけません。
事前申請し、承認されれば乗船できる2つのケース
妊娠23週までの妊婦
妊娠24週目以降の場合は乗船することができませんが、23週までであれば、プリンセス・クルーズから承認を受けることで乗船ができます。
申請の際に必要なのは、英語で書かれた医師の診断書。申請期限は乗船の1ヶ月前までです。
盲導犬・介助犬・聴導犬を同伴する人
盲導犬・介助犬・聴導犬を同伴する場合はプリンセス・クルーズの承認が必要です。
事前連絡が必要だが、基本的には乗船できる3つのケース
以下のケースにおいては、事前申請が必要です。
クルーズ旅行のため、当然ですがクルーズ会社も安全管理を最優先しています。そのため、一定の配慮が必要な場合は以下に該当しなくても事前に連絡しておくと安心です。
身体が不自由な人・障がいのある人
身体・目や耳が不自由な人や、精神障がいがある人は事前連絡が必要です。
車椅子を持ち込む人
船内に車椅子の用意がないので、自身での持ち込みが必要です。持ち込める車椅子は、ウェットバッテリーを使用していないもの。
ごつこらは船内でよく車椅子の乗船客を見かけますよ!車椅子対応の客室は限られているので早めの予約がオススメです。
一定の医療機器・医療針を持ち込む人
一定の医療機器や注射針を持ち込む場合も事前連絡をしなくてはいけません。
また、透析を受けている場合は、リスク承諾書の提出が必要です。ツアーは少なくとも2〜3日に1度は港に着く予定になっていますが、天候によっては上陸ができない場合もあるからです。
まとめ
いかがでしょうか。
海の上なので、陸の旅行よりも制約が厳しい面がありますが、クルーズでしか体験できないこともあります。
乗船できない方は少し経ってから、乗船できる方はこの機会に!船旅を検討してみてください。
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